- アミノインデックス リスクスクリーニング(AIRS)
- 1回の採血で簡単に病気のリスクを調べられるAIRS検査の特徴
- がんリスクスクリーニング(AICS)の対象
- 生活習慣病リスクスクリーニング(AILS)の対象
- 受診の方法・注意
- アミノインデックス検査(AIRS)の費用
- Q&A
アミノインデックス
リスクスクリーニング(AIRS)
アミノインデックス検査とは、血中のアミノ酸濃度バランスを調べて、健康状態から今後の疾患発症リスクを評価できる検査です。当院では、自費診療としてアミノインデックス検査を行っております。健康診断や人間ドックのオプションとしても実施しております。アミノインデックスには、がんリスクスクリーニング(AICS)と、生活習慣病スクリーニング(AILS)があります。
1回の採血で簡単に病気の
リスクを調べられるAIRS検査の特徴
簡便な検査で、がんの発症リスクや糖尿病、脳卒中、心筋梗塞の発症リスクを評価できます。1回の採血で、約5mlを採血します。AIRSの特徴は、以下の通りです。
- 血中のアミノ酸濃度の測定で評価できる新しい検査
- 一度の採血だけで複数のがんを評価できる
- 健康診断や人間ドックで同時に行える検査
- 検査の結果は2週間後に分かります
がんリスクスクリーニング(AICS)の対象
1度の採血で複数のがんの可能性を評価できます。膵臓がんを含む、男性では5種類、女性では6種類に対応しております。AICSは以下の年齢を対象に行われる検査です。
検査項目 | 対象となるがんの種類 | 対象年齢 |
---|---|---|
男性AICS(5種) |
胃がん、肺がん、大腸がん、膵臓がん | 25歳~90歳 |
前立腺がん | 40歳~90歳 | |
女性AICS(6種) |
胃がん、肺がん、大腸がん、すい臓がん、乳がん | 25歳~90歳 |
子宮がん、卵巣がん※ | 20歳~80歳 |
※子宮がん・卵巣がんについては、卵巣がん・子宮頸がん・子宮体がんのどれかのがんかを評価できますが、それぞれについてのがんリスクを区別することはできません。
生活習慣病リスクスクリーニング(AILS)の対象
生活習慣病リスクスクリーニングでは、以下のリスクを評価します。
- 4年以内に糖尿病の発症リスク
- 10年以内に脳卒中・心筋梗塞の発症リスク
- 血液中の必須・準必須アミノ酸が低下していないかどうか
評価項目 | 評価内容 | 対象年齢 |
---|---|---|
AILS(脳心疾患リスク) | 10年以内に脳卒中・心筋梗塞を発症するリスク | 30歳~74歳 |
AILS(糖尿病リスク) | 4年以内に糖尿病を発症するリスク | 20歳~80歳 |
AILS(アミノ酸レベル) | 血液中の必須アミノ酸、準必須アミノ酸の低さ | 20歳~80歳 |
※AILSは、日本人の20~80歳を対象に開発された検査です。
受診の方法・注意
- AIRS検査をご希望の場合は、ご予約が必要です。
- 健康診断や人間ドックと同時に受けることができます。
- 検査当日の朝は運動しないでください。
- 検査当日の薬の服用については、医師にご相談ください。
- 検査の8時間前からは水以外は摂取しないでください。
- 採血は午前中に行います。
アミノインデックス検査(AIRS)の費用
検査費用 | 30,000円(税別) |
---|
自費診察料を含みます。
※アミノインデックス検査は、自費診療となります。
Q&A
アミノインデックス検査で採血される量はどれぐらいですか?
5mlです。
食事をしなければ、午後の採血でも大丈夫ですか?
午後の採血は結果に影響があるため、午前中に採血していただいています。
普段服用している薬はどうすれば良いでしょうか?
当院では、検査当日の服薬は控えていただいています。内服薬については事前に医師にご相談ください。
アミノインデックス検査は一度受診すればもう受けなくてもいいでしょうか?
AICSは、採血した時から10年以内の脳卒中・心筋梗塞の発症リスク、4年以内の糖尿病発症リスク、血中の必須・準必須アミノ酸の低さを評価する検査です。そのため、それ以降のリスクは予測できません。
がんの可能性については、どのように報告がありますか?
がんに罹患している可能性を数値で報告します。(0.0~10.0) 数値が高い程、がんの可能性が高く、以下の3段階で示されます。
- ランクA:がんである可能性が低い(0.3~0.7倍)
- ランクB:がんである可能性がやや高い(1.3~2.1倍)
- ランクC:がんである可能性が高い(4.0~11.6倍)
アミノインデックス検査は外国の方も受けられますか?
アミノインデックス検査は日本人のデータに基づいて開発された検査のため、海外の方が受けた場合の精度は保障されません。
生活習慣病リスクスクリーニング(AILS)または、がんリスクスクリーニング(AICS)のみの受診は可能ですか?
当院では、両検査をセットで行っております。
アミノインデックスリスクスクリーニング(AIRS)を受診すれば、その他は受けなくても良いでしょうか?
AIRSと従来のがん検診、糖尿病、心筋梗塞、脳卒中を調べる検査を同時に行うことで、疾患の有無や将来のがん発症リスクを多方面から調べることができます。
アミノインデックス検査を行っても、がんを見逃すことはありますか?
AIRSは、がんのリスクを評価するもので、直接がんの有無を検査するものではありません。そのため、通常のがん検診を同時に受けていただくことで見逃しを減らすことができます。
がんの既往歴がある場合でも、がんリスクスクリーニング(AICS)の対象となりますか?
がん既往歴のある方も、AICSが高い数値を示すことがあります。その上で受診していただくことはできます。
妊娠していてもアミノインデックス検査を受けられますか?
妊娠中は、血中のアミノ酸濃度が低下するため、AICS値が正確に出ません。そのため、妊娠中の方は検査対象外となります。